6月 27, 2019

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高須克弥院長も被害に SNS投稿がきっかけの空き巣が増加する背景

 SNSをきっかけに、犯罪被害にあう人が増えている。たとえばGWには、高須クリニックの高須克弥院長が、3千万円相当の金の延べ板を盗まれるなどの空き巣被害にあった。なぜSNSへの投稿で被害にあうのか。SNSの最新事情と犯罪被害に詳しいITジャーナリストの高橋暁子さんが、SNSが発端となって起きる空き巣と危険な投稿について解説する。 * * *
 高須院長が空き巣被害にあったのは、GW中の5月4日深夜のこと。「警察の話しでは5月4日深夜の2時に三人組の男がバールで玄関の鍵を壊して侵入したらしい。ヘソクリ全部取られた」(※高須氏のツイートより)という。
 近年、SNSへの投稿を発端とした空き巣事件が増えている。たとえば、昨年秋に逮捕された愛知県の窃盗グループは、空き巣に入る標的をInstagramで抽出していた。高級ブランド品などの写真投稿をしているアカウントを探し、写真の背景や、投稿についている友人たちとのコメントのやりとりから自宅を特定、犯行に及んでいた。 投稿で危険を呼び寄せることがあるといわれても、SNSとは何気ない日常のやりとりが楽しみでもある。空き巣に入られた高須院長も、その面白さや利便性を存分に満喫した結果、足下をすくわれてしまった。彼の投稿の何が問題だったのか。 高須院長といえば、自ら「ツイ廃」というほどのTwitter好きであり、ツイート数が多いことで知られている。執筆現在のフォロワー数は47万人を超える。 非公開設定になっていない、いわゆる鍵をかけない状態のTwitterといえば、ネットに繋がってさえすれば検索対象ともなり誰からでも見られる状態となっている。そもそも鍵がかかっていたとしても、フォロワー47万人超に向けて公開している時点で、その投稿はメディアに掲載されているようなものだ。 そういう目で院長のTwitterを見ると、かなりリスクが高い投稿が並んでいることがわかる。◆自宅場所・留守の期間がTwitterで特定可能に たとえば事件があった5月4日には、「ポタポタなう」とがん治療のため病院で点滴を受けていることを公開しており、その日は留守であることが明らかだった。それ以外にも、3日に「明後日から台北の神社に台湾加油しに行きます。」、5日には「台北なう」、6日には「台湾の朝なう」とも投稿しており、翌日から留守にすることも分かる状態となっていた。 高須院長が空き巣に入られた愛知県の別宅の場所は、まとめサイトで公開されるほど知られており、以前から市レベルまでは明らかとなっていた。その情報源となったのが、院長自ら過去に「帰宅なう」と位置情報と共に投稿していたツイートだ。投稿には玄関の扉写真も写っており、特定しやすい状態となっていたのだ。 つまり自宅が特定できる状態であり、留守の期間が明らかだったため、空き巣に入られたと考えられる。さらに、高須院長はお金持ちであることがわかっているためにターゲットとなりやすい状態だったというわけだ。 このGWには、別のある東海地方在住の一般女性も空き巣被害にあっている。女性は、関東地方で行われるある大会に参加することをFacebookで公開していた。大会開催期間は明らかであり、その期間は自宅に戻ってこないことがわかっていたというわけだ。 女性のFacebookの友だちは数千人おり、知らない人ともつながっていたという。高須院長と同様に何でもSNSへ投稿しており、それによって被害につながってしまったと考えられる。◆自宅場所の特定はとても簡単 自宅を特定する手段はたくさんある。外観写真、周辺写真、位置情報など、様々な投稿で特定可能だ。 たとえば今回のように投稿そのものに位置情報がついているなど、初めから自宅がある地区が明らかだった場合はとても容易になる。位置情報こそなくとも、「最寄り駅」「市町村」「行きつけの近所の店」などをSNSに公開したことがある人は多いだろう。 同時に建物の外観がわかる写真、周辺の建物などが写った写真を公開していた場合は、さらに簡単だ。Googleストリートビューでその地域を丁寧に見ていくことで、特定できてしまうのだ。前述の高須院長の場合、別宅のおおよその位置だけでなく、玄関の扉の様子も画像がアップされていた。近所だと思われる道路をストリートビュー表示にして、道沿いにある各家の玄関扉を確認するだけで家の場所が特定できる。 特徴的な建物が写り込んでいる場合はもちろん、道路の標識やガードレールなどでも特定できる場合がある。「眼の前が駐車場」「公園が近くにある」などの情報で、簡単に絞り込めてしまうというわけだ。◆自宅内の料理写真でも自宅特定 自宅の外観や場所については警戒していても、Instagramなどで、自宅内で撮影した子どもやペットの写真、手作りの夕飯の写真などを投稿している人は多い。「自宅の中で撮った写真なら大丈夫」と油断している人は要注意だ。 実は、賃貸物件や売買物件を扱う不動産サイトを見ると、間取りや室内の写真が確認できる。SNSの投稿やコメントでの友人とのやりとりから、ある程度まで地区を特定できたら、その付近の住宅情報を探す。サイトに掲載されている写真とSNSに投稿された室内の写真を見比べ、窓や柱の位置、扉の色、間取りなどの複数の情報が合えば特定へと繋がる。◆留守期間、自宅場所が特定されない投稿を では、空き巣被害などに合わないためにはどうすればいいのか。 SNSでは、リアルタイムの投稿は非常にリスクが高くなる。たとえば「旅行中なう」ではなく、帰宅してから「旅行をしていました」という投稿をするなど、時差をつけた投稿がおすすめだ。同時に、「いつからいつまで旅行中」など、留守の期間が明らかになる投稿もNGだ。 自宅を特定されないためには、自宅周辺1〜2キロ以内では写真は撮らない、最寄り駅や行きつけの店など居住区の特定につながる投稿はしないなどの配慮も必要だろう。SNSで友だちになる相手は信頼できる相手に限定した上で、公開範囲を友だち限定にすると、さらに安全性が高まるはずだ。 今回のように長期休暇の間はSNSなどをきっかけにターゲットと見定められ、空き巣被害につながる例が増えている。くれぐれも注意してSNSの利用を楽しんでほしい。

参照:livedoorニュース

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