6月 27, 2019

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株主から「プリウスの事故多いが大丈夫か」トヨタ副社長が回答

 トヨタ自動車は13日、定時株主総会を愛知県豊田市の本社で開いた。 株主と、豊田章男社長ら役員との質疑では、「CASE」と言われる電動化や自動運転などの次世代技術・サービスや株主還元のあり方、働き方改革などについて幅広い質問が出た。 晴天に恵まれた13日、トヨタ本社には朝から、特別運行されたバスなどで株主が詰めかけた。出席株主数は5546人と過去最高で、モニターでの観覧を含め第5会場まで設置された。 午前10時、豊田氏が「将来のモビリティー(乗り物)社会を株主とともに築いてまいりたい」とあいさつして総会が始まる。議案の説明などの後に行われた質疑で目立ったのは、昨今目立つ高齢者による交通事故に関連する質問だ。 「高齢者が運転する車が暴走している。事故を起こした車に、プリウスが頻繁に登場する。運転ミスだと思うが大丈夫か」という質問が序盤で出た。豊田氏は交通事故全般について、「事故が起きると、日々幸せな生活が一瞬にして変わってしまう。自動車会社に関わるものとして申し訳ない」と話した後、吉田守孝副社長が質問に答える。 吉田氏は「プリウスの事故、心配をおかけして申し訳ない。死傷者ゼロがトヨタの目標だが道半ばだ。個々の事故は警察の調査に全面的に協力しており、お客の安心・安全を第一に、厳しい基準で評価され、世に出している」と強調。「年配のお客を中心に、大変多くのお客にご愛顧されている」と話し、プリウスの事故が目立つのは、販売好調が続き、多くの車が使用されているからだとの認識を示唆した。また吉田氏は、踏み間違い防止の後付け装置の対応車種を年内に12モデルに拡大する方針を改めて強調し、「安全な車社会のために、できることは全てやる」と話した。 人工知能研究子会社、TRI(トヨタ・リサーチ・インスティテュート)最高経営責任者(CEO)のギル・プラット氏も「(開発中の高度安全運転支援技術である)ガーディアンが、悲惨な事故を回避して死傷を予防するのが私どもの夢だ。こういった技術は社会が必要としており、他メーカーの車にも提供したい」と説明。豊田氏も改めて「交通事故がゼロになるまで戦いを続ける」と述べた。 自動運転技術につながる安全技術のほか、電動化やシェアリングなどの質問も出た。 日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告の事件に関連しては、女性の株主が「豊田社長は創業家のご出身で、やりたい放題できる環境にあるのでは」と質問。これに対しては小林耕士副社長が「心配はよく分かるが、30年以上、社長の近くで仕事している私からみると、社長の人柄はオープンでフェア。報酬は社外取締役が侃々諤々(かんかんがくがく)議論して決める。ご心配されず、支援いただきたい」と回答した。 「トヨタは株主還元に消極的だ。増配を求める」との質問に対し、白柳正義執行役員は「リーマン・ショックや東日本大震災を経て、半年程度、事業を継続できる資金を持っていたいというのが基本的な考え方だ。電動化・知能化などへの投資やM&A(企業の合併・買収)などにもお金がかかる状況だ」と理解を求めた。 総会は取締役選任案など4議案を可決し閉会した。所要時間は1時間49分だった。(高橋寛次)

参照:livedoorニュース

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